TENHOは、東武トップツアーズと共同で、東武トップツアーズが提供する生成AI「U-BOT東武AI for DXハイスクール」を活用して生徒の探究学習の推進および教職員の働き方改革を支援する「DXハイスクール特別学習プラン」の提供を開始することを、2月14日に発表した。

同プランでは、生徒および教職員向けに「U-BOT東武AI for DXハイスクール」のアカウントを発行し、AIの基礎学習から探究学習、さらに生徒によるAIツールの開発までを体験できる学習環境を提供する。対面・オンラインの両方に対応し、各学校の教育環境に柔軟に適応できるよう設計している。
1.AIの基礎学習
「U-BOT東武AI for DXハイスクール」を活用しながら、AIの基本的な仕組みや活用方法を学習する。あらかじめ設定されたプロンプトテンプレートを使用することで、初心者でもスムーズに学習を進められる。
- AIの活用場面を考察し、論理的思考力を養成
- 明確で具体的な指示を出すスキルを習得し、AIとの情報格差を埋める

2.AI開発の探求学習
AIを活用しながらさまざまなテーマについて実践的に検討・学習する。テーマ例は以下の通り。
- 「どのようなAIツールがあれば学習を深められるか」
- 「教員の働き方を改善するために必要なAIツールとは何か」
生徒や教職員自身がAIツールを考案し、プロンプト設計の重要性や適切な指示の出し方を習得する。また、AIを活用した新機能の開発プロセスを体験し、アイデア創出から実装までの流れを学ぶ。
STEP1:考案
- AI活用事例を調査
- 学校生活・学校業務の課題を洗い出す
- 「U-BOT東武AI for DXハイスクール」の機能を確認
- アイデア発想フレームワークを活用
STEP2:試行
- プロンプトの基本を学ぶ
- 適切な指示の設計
- 実際に試し、出力を検証
- 改善のためのチューニング
STEP3:発表
- アイデアの背景を整理
- 「U-BOT東武AI for DXハイスクール」活用デモを実施
- 講師からのフィードバックを受け改善
- 最終機能候補を選定
STEP4:実装
- 機能要件を定義
- TENHOの講師やAIエンジニアと調整
- ベータ版をテスト
- 最終機能をリリース

3.AIツールの実装
探究学習で生徒が考案したアイデアをもとに、実際のAI機能として実装することも可能。これにより、学習の質の向上だけでなく教職員の業務負担軽減にも貢献できる。
実装例
- レポートの要約・校正機能
- 英語翻訳・発音チェック機能
- 教材アップロードによるテスト自動生成機能
同プランを通じて、生徒はAIの基礎知識から応用までを体系的に学び、課題発見・解決能力を養う。また、探究的な学びを通じて、AIを活用した新しい学習環境の構築スキルを身につけられる。

「U-BOT東武AI for DXハイスクール」は、ChatGPTのAPIを活用しながら直感的な操作で多様な業務を支援する高校向け生成AI。高いセキュリティ基準をクリアしており、安全に利用できる環境を提供している。

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