みんがくは、相模原市立中野中学校の統括教諭である梅野哲氏による、同社の「スクールAI」を活用した学習者主体の授業シミュレーター「ゼロ時間目の授業」の開発支援と、同アプリのリリースを2月14日に発表した。
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「ゼロ時間目の授業」は、日本教育情報化振興会が主催する「ICT夢コンテスト2024」において教育情報化振興会賞を受賞した、梅野氏の「教師の授業設計の質を上げる生成AIを活用した模擬授業の実践」事例がモデルとなっている。
みんがくでは教育現場でのAI活用を支援しており、今回のアプリ開発でも技術基盤の提供と支援を行っている。さらに、教員たちによる自由なアプリ開発が可能となる環境を整え、教育現場の創意工夫を尊重しながら、よりよい授業の実現をサポートしていく。
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このアプリでは、仮想生徒との対話を通じて、授業設計を試行・改善できるようになっており、以下のような特長を備える。
- 多様な特徴をもつ仮想生徒A・B・C・Dが対話を通して課題の解決を目指す
- 仮想の場(スクールAI)で何度でも模擬授業を繰り返して、授業の精度を着実に高められる
- 生徒の学びの深まりやつまずきを想定しつつ、問いや課題の質を試して、最適な授業設計の追求を可能にする
- 対話のプロセスを踏まえた、オリジナル指導案を自動生成
「ゼロ時間目の授業」を使用することで、教員は授業準備の質を向上させ、より効果的な学習環境を構築できるようになる。
「ゼロ時間目の授業」は、月額税込500円で利用可能で、利用申し込みは専用フォームにて受け付けている。
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