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レノボがGIGAスクール構想第2期向けの端末3モデルを発表、無料提供の教材や予備機運用サービスも

 レノボ・ジャパンは、GIGAスクール構想第2期に向けた端末3モデルと、教育のDXを促進する各種ソリューションを統合したパッケージ「Lenovo GIGA School Edition」の提供を2月6日に発表。同日にはメディア向けの説明会も開催された。

 説明会ではまず、レノボ・ジャパン 執行役員 副社長の安田稔氏が登壇。前回のGIGAスクール構想において、同社の端末はシェアNo.1の約800万台が導入されたことに触れた。そのうえで、GIGAスクール構想第2期におけるコンセプト「堅牢性(壊れにくいこと)」×「利活用(使いたくなること)」を紹介した。

レノボ・ジャパン合同会社 執行役員 副社長 安田稔氏
レノボ・ジャパン合同会社 執行役員 副社長 安田稔氏

 続いて、同社 教育ビジネス開発部 部長の外山竜次氏が、Lenovo GIGA School Editionの詳細を説明。これまでのGIGAスクール構想で見えてきた3つの課題、「故障」「端末のスペック不足」「利活用の格差」に向き合い、製品づくりに活かしてきたという。

レノボ・ジャパン合同会社 教育ビジネス開発部 部長 外山竜次氏
レノボ・ジャパン合同会社 教育ビジネス開発部 部長 外山竜次氏

 まず「故障」については、鉛筆をUSBポートに挿すなど、想定外の使い方に対応できる堅牢性を強化。5年間安心して活用できるよう、MIL規格に準拠したうえで、同社独自の耐久テスト「Lenovo DuraSpec」を実施した。こちらは高さ122cmからスチール版への落下テストやねじり試験、圧力試験など、児童生徒の利用状況を想定した過酷なテストとなっている。

独自の堅牢性基準「Lenovo DuraSpec」
独自の堅牢性基準「Lenovo DuraSpec」

 「端末のスペック不足」への対応としては、文部科学省の最低基準よりもワンランク上のCPUを搭載。CBTやデジタル教科書などの本格導入を見据え、安心して使える端末を用意したという。

5年後の使用も想定したスペック
5年後の使用も想定したスペック

 「利活用の格差」に対しては、パートナー企業と連携し、メタバース学習や電子図書館サービス、自己表現ツールといった無料で利用可能な教材を用意して活用を推進する。また、今回から端末導入時の要件で必須となったタッチペンについては、高価なアクティブペンだけでなく、普段の鉛筆(2B以上)をタッチペンとして使える「ペンシルタッチ」機能が一部のモデルに搭載されている。加えて、ペンシルタッチ機能対応モデルでは、鉛筆とほぼ同じ素材を使った安価な「ハードペンシル」も使うことができる。こうした工夫により「タッチペンをそもそも使わなくなってしまう」という問題に対応する。

ペンシルタッチ機能とハードペンシル
ペンシルタッチ機能とハードペンシル
鉛筆でもスムーズに書くことができる。手前にある柄がオレンジ色のペンがハードペンシル
鉛筆でもスムーズに書くことができる。手前にある柄がオレンジ色のペンがハードペンシル

 今回、同社が提供する3モデルの端末は以下の通り。

Lenovo Duet Chromebook EDU G2

Lenovo Duet Chromebook EDU G2
Lenovo Duet Chromebook EDU G2

 10.95型脱着式マルチモードChromebookで、CPUはChromebook向けチップセットのハイエンドモデル「MediaTek Kompanio 838」を搭載。本体収納可能なタッチペンや、800万画素のMIPIアウトカメラを搭載しており、校外学習などではキーボード部分を取り外しての活用もできる。専用ケースにより堅牢性を維持しながら軽量化を実現した。

Lenovo 500e Chromebook Gen 4s

Lenovo 500e Chromebook Gen 4s
Lenovo 500e Chromebook Gen 4s

 GIGAスクール構想の前回導入時に導入実績の多かった、コンバーチブルタイプの11.6型Chromebook。学校でのさらなる活用を想定し、通常の鉛筆をスタイラスとして利用可能なペンシルタッチ機能を搭載している。CPUは高性能なIntel N100を搭載し、インターフェイスにはPD対応のType-Cポート×2と、HDMIポートを備える。また、駆動時間最大15.5時間のバッテリーは学校現場で取り外し可能な設計となっており(ネジ留めされている)、入れ替えも可能。

Lenovo 300w Yoga Gen 4

Lenovo 300w Yoga Gen 4
Lenovo 300w Yoga Gen 4

 360度回転する11.6型ディスプレイを搭載した、コンバーチブルタイプのWindows PC。CPUはIntel N100搭載、メインメモリ8GB、ストレージ128GB UFSに加え、バッテリー駆動時間最大14.4時間、端末重量は1.25kgとなる。また、ペンシルタッチ機能にも対応している。

 なお同社は、この度の端末更新期を迎えるにあたり、既存端末の引き取りとリサイクルなど、環境に配慮した持続可能な教育のエコシステムの構築を目指している。

 また、GIGAスクール構想第2期では新たに補助対象となる予備機を効率的に活用するための「予備機運用サービス」を提供。学校側の負担を軽減するため、必要な予備機は各学校で保管することを前提に、残りを専用倉庫で管理、保管、最適化する。保管中には充電を行うことでバッテリーの劣化を防ぐメンテナンスも行う。大日本印刷、日本郵便、佐川急便と連携し、迅速な予備機の提供を実現する。

予備機運用サービス
予備機運用サービス

 加えて、大日本印刷、ポプラ社、新学社、テクノホライゾンといったパートナー企業との協業により、教育現場に役立つ多彩なコンテンツやサービスを無料で提供。児童生徒が使いたくなる、教員が使わせたくなるさまざまな教材が用意されている。

無料で使えるソリューション
無料で使えるソリューション

「Lenovo GIGA School Edition」の構成内容

  • 端末(Lenovo Duet Chromebook EDU G2・Lenovo 500e Chromebook Gen 4s・Lenovo 300w Yoga Gen 4)
  • 予備機運用サービス(大日本印刷・日本郵便・佐川急便)
  • 端末リサイクルサービス
  • 読み放題型電子図書館 Yomokka! Lenovo GIGA School Edition(ポプラ社)
  • 科書ふりかえり教材「単元まとめチェック」・重点事項の確認教材「要点まとめチェック」(新学社)
  • こどもSuite・こどもOffice(ゼッタリンクス)
  • 15分で学ぶデジタル・シティズンシップ(国際大学GLOCOM)
  • はじめてのタブレットレッスンチャレンジセット(かんがえる)
  • Lenovo Metaverse School(大日本印刷)
  • 児童向けペイント&発表ソフトウェア 「ピクチャーキッズクラウドLite for Lenovo」・授業向け作品制作ソフトウェア 「デイジーピックスクラウドLite for Lenovo」(テクノホライゾン)
  • みんなでプログラミング(レノボ)

 なお、同パッケージに含まれるソリューションの一部には、利用期間の制限がある。

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https://edtechzine.jp/article/detail/12078 2025/02/07 17:54

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