カシオ計算機は、同社のICT学習アプリ「ClassPad.net」と研修などをパッケージにした特別プランについて、情報Iの学習をサポートする内容に更新した。新しいプランは、デジタル人材共創連盟(デジ連)のDXハイスクールプラン集に掲載されている。
今回の特別プランは「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」向けに提案されており、文部科学省の令和6年度補正予算が成立し、2025年度も継続されることを受けて更新された。
DXハイスクール事業では、情報IIや数学II・B、数学III・Cなどの履修推進が求められる一方で、履修の前提として数学Iや数学I・Aを含む、基礎知識の定着が求められる。そこでカシオ計算機では、情報IIの履修に向けた基礎知識を押さえるべく、情報Iの学習内容を「ClassPad.net」上の電子書籍+デジタルノートで確実に習得できるようなプラン内容としている。
具体的には、電子書籍を活用して情報Iの知識を確実に習得できるよう、有料オプションとして『高校の情報Iが1冊でしっかりわかる本』全32単元を、「ClassPad.net」のデジタルノートにプリセットして提供する。デジタルノート上に電子書籍のページを配置して、関連するWebサイトやコンテンツへのリンクも設定し、生徒の自学自習をサポートする。
教員は、授業支援機能を活用することによって、各単元に設定されている課題のディスカッション(グループワーク)や送受信が容易になる。そのほか、データ分析が必要な単元については、数学ツールを用いたハンズオンでの分析が可能。また、工業・商業系の高校における情報I代替科目では、情報Iの内容を把握するために活用できるようになっている。
さらに同プランでは、教員向けとして「ClassPad.net」の導入時研修(講師1名・対面・交通費別途)やフォローアップ研修(講師1名・オンライン)に加え、管理者向けの初期登録作業補助(要員1名・対面・交通費別途)も含まれる。
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