武蔵野美術大学は、これからの学び・教育の可能性を考えるシンポジウムとして、「MANABI DESIGN SYMPOSIUM 2025」を2月22日14時〜17時30分に同学の市ヶ谷キャンパス(東京都新宿区)7階にて開催する。参加費は無料で、先着50名の事前予約制となっている。
同学は、2023年度より北海道大学および北海道教育大学と共同で、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「ポストコロナ時代の学び方・働き方を実現するプラットフォームの構築」の一環として、創造的思考力を育てる教育コンテンツの研究開発を行っている。
あわせて、北海道大学による共創の場支援プログラム(COI-NEXT)において、他の機関などとの連携を強化しつつ拠点ビジョン実現の高度化・発展支援に取り組み、若者のこころとカラダの詳細把握に向けたデザインリサーチなどを導入。若者コホート研究などの充実を目的に、研究を進めてきた。
今回の「MANABI DESIGN SYMPOSIUM 2025」は、人と組織の創造性を高めるファシリテーションの方法論について研究する安斎勇樹氏と、アート教育実践家・アーティストとして活躍している末永幸歩氏を招いて開催される。両名のトークと合わせ、2024年度に実施したアート・デザインを学んだ当事者が実際に学びをデザインした事例をもとに、これからの学びの可能性を考える。
さらに、同学の造形構想学部クリエイティブイノベーション学科の学生による新しい学びのデザイン、教育実習生と美大生が協働することによって起こる態度変容の研究、現役アーティスト・デザイナーによる高校生・社会人向け教育の実践といった新しい試みを紹介しつつ、創造性教育の実践者とともにこれからの教育の論点を探る。
なお、同シンポジウムでは小学校、中学校、高校、大学といった初等教育から高等教育を対象に議論を行う。
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