NextTeachersは、LINEヤフーが若年層向けに実施しているキャリア教育プログラム「IT人材育成プロジェクト」との共創プログラムを開始することを、1月22日に発表した。スマートフォンやSNS、ショート動画アプリが若年層の生活に深く浸透する中、中高生が安心・安全に自己表現を行うためのリテラシー教育を、両社の知見をもとにワークショップ型のプログラムとして学校への提供を開始する。

SNSやショート動画アプリの登場により、スマートフォンはあらゆる世代の日常に当たり前に存在するデバイスとなった。特に若年層にはショート動画が自己表現の手段として急速に普及している。一方で、SNS上でのトラブルやリスク管理、コミュニケーション方法への配慮など、デジタル空間での責任ある行動がこれまで以上に求められるようになった。
こうした課題に対してNextTeachersとLINEヤフーはタッグを組み、「中高生が主体的にスマートフォンやSNSと向き合い、自己表現を通して学びを深める」ためのプログラムを共創する。同プログラムでは、最新のショート動画制作スキルやSNSの正しい活用方法に加え、インターネットセキュリティに関する学びを提供することで生徒たちのデジタル活用力を高めることを目指している。
同プログラムは5校程度の中学校・高校を対象に同時展開され、希望する生徒に向けて提供される。1校あたり最大10名まで参加でき、放課後の時間を活用してオンラインで行う。1校につき1班~2班に分かれてグループワークを実施し、宿題としてショート動画作品の制作を行い発表する。作品にはマーケターやクリエイターなどのメンターがフィードバックを行う。
プログラム概要
同プログラムは90分×3日間+最終日の発表会(DAY4)の全4日間構成となる。中高生が主体的に参加できるよう企画し、自己探究・探究学習・ショート動画を組み合わせた内容となっている。
- DAY1:オリエンテーションと自己探究(ワクワク・ドキドキの発掘)を起点とした学校PRについて
- DAY2:自分の学校をPRするためのSNSとショート動画講座。学校の魅力をどのように切り取りショート動画で伝えるか、撮影や編集の基本テクニックとSNS拡散のポイントを学ぶ
- DAY3:SNSリテラシーとインターネットセキュリティについて学ぶ
- DAY4:グループごとに制作したショート動画作品を発表。各チームがプレゼンし、メンターからのフィードバックを受ける
なお同プログラムでは、初回の実施校の募集を1月29日の17時まで行っている。募集対象は中学校・高校。参加を希望する場合は「contact@nxthrs.com」宛てにメールでの連絡が必要となる。
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