日本財団ドワンゴ学園と日本音楽著作権協会(JASRAC)は、4月に開学するオンライン大学「ZEN大学」において、連携講座「ネット時代の著作権」を2026年度に開講することを1月20日に発表した。
「ネット時代の著作権」は、インターネットをはじめとするデジタル技術の発展にともなって、新たに発生している著作権テーマについて具体的な事例をもとに考える。これからのコンテンツ業界で活躍する人材の育成を目指す連携講座となっている。
同講座では、著作権制度に関する基本的な説明を行った後に、インターネット・デジタル環境下の著作権における最新のテーマについて解説する。具体的には、ユーザー投稿型(CGM)サイトにおける二次創作などをめぐる権利、AIやARをめぐる課題などについて取り上げる予定で、学生が日常的にインターネットを使う中で発生しうる著作権侵害のリスクと解決案といった、身近なテーマについても学んでいく。
著作権法に関する内容だけでなく、社会での実例も交えたより実践的な内容となり、実際にコンテンツ業界の最前線で働く人たちをゲスト講師に迎えて、最新の事例を交えて語ってもらう。最新事例の解説などを通じて、学生が著作権法に関する基本的な仕組みを理解するとともに、実社会で直面する著作権にまつわる事例についても自ら考える力を身につけられるようにする。
同講座は、著作権に係る制度論や知的財産法を専門とする濱口太久未教授が担当し、各回のゲスト講師は決まり次第順次公表される。全15回のライブ映像科目を予定し、チャットなどを通じて教員や講師、他の学生とも交流しつつ、ともに学べる。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア