ブリタニカ・ジャパンは、With The Worldとの協業による新たな授業モデルの提案を、1月14日に発表した。この授業モデルでは、教科等横断型学習を通じて、生徒が将来活躍するために必要な能力・スキルを育成していく。
今回、両社が提案する新たな授業モデルは、ブリタニカ・ジャパンによるデジタル百科事典「ブリタニカ・スクール」と国際交流の融合となる。教職員の負担増やリソース不足といった教育現場における課題を解決し、教科等横断型学習のスムーズな導入を実現する。
「ブリタニカ・スクール」は、250年にわたる歴史を背景に世界中の多様な分野の知識を集約して、正確かつ信頼性の高い情報を提供するデジタル教材。調べ学習において、生徒は最短距離で正確な知識に辿り着けるため、思考を深めるための土台の確立に役立つ。
With The Worldは、世界67か国・約500校と連携して国際交流授業を展開しており、教職員の負担を軽減しつつグローバルな視野を広げる授業を実現している。
具体的な取り組みとしては、3月に協業後初となる国際交流プログラムを、2日間に渡って実施する。
1日目は、「ブリタニカ・スクール」を使って、身の回りのUncomfortableやInconvenienceといったマイナス(否定)の言葉を切り口に、自分自身が興味のある課題を見つける。
2日目は、1日目のテーマ学習で見つけた「私の身の回りにある『不』(社会問題)」を、日本生・海外生が英語で意見交換する。自身が何に対して課題を感じるのかは社会情勢や文化によって異なるため、相手国の生徒が感じる「課題」から多様な視点を学ぶとともに、身の回りの「不」がなくならない原因はどこにあるのかについて意見交換を行う。これにより、実践的な英語コミュニケーション力をはじめ、多様な視点を理解する柔軟性、自身の考えを明確に伝える表現力、他者との協働の中で意見を深め形成する力といった、生徒が将来活躍するにあたって求められる能力を養う。
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