Aoba-BBTは、信州大学と共同で外国人学生の学習環境を向上させるオンサイト授業の即時AI翻訳システム「AirCampus Session 字幕チャンネル」の開発に関する研究を開始することを1月6日に発表した。
「AirCampus Session 字幕チャンネル」は、教育に特化したライブ授業システム「AirCampus Session」の、AI翻訳機能を教室向けに最適化させたリアルタイムAI翻訳システム。
従来の翻訳システムは音声入力と結果表示が一体化していたことから、教室のような広い空間で利用するには課題が多かった。そこで「AirCampus Session 字幕チャンネル」では、教員のマイクから入力された音声をクラウドで翻訳し、翻訳された結果を学生の端末に配信する「字幕チャンネル」を新たに追加。広い教室でも、高精度かつ遅延の少ない翻訳結果を学生のスマートフォンから確認できるようになる。学生は、自身のスマートフォンで好きな翻訳言語を選択して結果を表示できるようになり、授業への理解をより深められる。
今回のAoba-BBTと信州大学による共同研究では、Aoba-BBTが独自に開発した教育プラットフォーム「AirCampus Sessionの字幕配信チャンネル」を活用する。教室の授業内容をリアルタイム翻訳した結果が学生のスマートフォンに配信され、日本語習得途上の外国人学生でも授業の内容を理解しやすくする。信州大学からのフィードバックを受けて、Aoba-BBTは機能の改善や利便性の向上を図り、よりスムーズな学習環境の実現に向けてシステムの改善を進めていく。
今後、Aoba-BBTは信州大学での実地検証によって得られたフィードバックを反映させ、他の高等教育機関や企業の研修現場への展開も視野に入れて、システムの精度やユーザビリティをさらに向上させる。
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