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大阪大学、全学の学生・教職員を対象にしたデジタル学生証・教職員証の提供を2025年1月に開始

 大阪大学は、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環として、全学の学生・教職員を対象にスマートフォン上で表示されるデジタル学生証・教職員証の提供を、2025年1月29日より開始する。

デジタル学生証(縦表示・日本語)のイメージ
デジタル学生証(縦表示・日本語)のイメージ
デジタル学生証(横表示・英語)のイメージ
デジタル学生証(横表示・英語)のイメージ

 今回、大阪大学の学生・教職員に提供されるデジタル学生証・教職員証は、同学の公式スマートフォンアプリ「マイハンダイアプリ」の新たな機能として、2025年1月29日からの提供を予定している。デジタル学生証・教職員証の導入によって、同学の学生・教職員は自身のスマートフォンで学生証・教職員証を簡単に提示できるようになる。

「マイハンダイアプリ」の画面イメージ
「マイハンダイアプリ」の画面イメージ

 これまでは、教職員証の発行や学生証の一括発行・再発行・回収といった物理的なカード対応業務について、各部局が手作業で行っていた。デジタル学生証・教職員証の提供により、従来の物理カードと比較して、発行および紛失、磁気データ消失による再発行などにかかる手間や費用の削減が期待される。また、日本語・英語の切り替え表示のほか、セキュアな認証やスクリーンショット対策といった、なりすまし防止の仕組みも備えているので、より安心・安全で快適なキャンパスライフを実現する。

 なお、社会的認知が得られたと判断されるまで、従来の物理カードとの並行運用も可能とすることで、スムーズな移行につなげる。

 さらに、デジタル学生証・教職員証の提供開始にあわせて、「マイハンダイアプリ」にプッシュ通知機能を追加する。これまでは、大学から学生に対して学務情報システムから告知を発信しているものの、多くの情報が発信される中で学生が重要なメールを読み逃すといった問題もあったことから、学生・教職員が大学からの重要な告知を見逃さないよう、機能強化を図る。

 将来的には、 顔認証やQRコードなどを活用した学内施設へのスムーズなアクセス、授業の出欠確認、各種証明書の発行といった、さまざまなサービスへの展開を検討している。学外への発行も視野にその利便性を大学全体だけでなく、社会への拡大を目指していく。あわせて、デジタル学生証・教職員証に関連する取り組みから得られた知見や経験を、他の大学や機関と積極的に共有することによって、日本全体のDX加速化に貢献していくという。

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