Classiは、同社が提供している小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」の自治体連絡機能が岡山県鏡野町の教育委員会に導入されたことを、12月12日に発表した。
鏡野町は、これまで「鏡野町立学校における働き方改革ワークスタイルプラン」を策定し、学校と教育委員会が連携して学校における働き方改革を推進してきた。具体的には、外部人材の活用や学校閉庁日の実施、各学校における「定時退勤日」の設定など、いずれも教職員が働き方改革を実現することにより心に余裕が生まれ、生き生きと子どもたちに向き合う教職員の姿が増えていくことを目指している。
これにのっとり、同町は2023年1月から「tetoru」を導入し、欠席連絡機能を利用した、朝の教職員の働き方改善などを進めてきた。学校からは、朝の多忙な時間に欠席連絡などの電話対応が大きく減り、落ち着いた朝のスタートが切れるといった声が届いている。
今回、追加で自治体連絡機能を導入することにより、教育委員会が保護者に情報を一斉配信できる環境が整った。同機能を活用することで、これまで教育委員会から保護者への周知があった場合に学校で必要だった印刷・仕分け作業が削減され、天候や野生動物出没に関する緊急情報をタイムラグなく保護者に伝えられるようになっている。教職員の業務時間効率化と同時に、緊急情報への問い合わせを学校が受けていたことによるコミュニケーションプロセスのスムーズ化も実現している。
緊急時など子どもたちの安全に影響がある情報は、即時性のある確実な周知が求められる。どのような情報を教育委員会から全保護者に配信するか否かに関し、同町では学校連絡の重要性も鑑みながら指針を設けて全体発信を実施している。
なお、「tetoru」のコミュニケーション機能は無料(公立の小中学校、義務教育学校、特別支援学校、公立幼稚園・保育園・こども園から申し込む場合)だが、自治体連絡機能はオプション機能として有償で提供されている。
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