角川ドワンゴ学園「N高等学校」(N高)は、日本マイクロソフトのテクニカルエバンジェリストとドワンゴのMR(複合現実)エンジニアの技術支援による「Microsoft HoloLens」用アプリ開発イベントを、7月2日~6日に日本マイクロソフト品川本社で実施した。
同イベントは、N高で使われている学習アプリ「N予備校」と「Microsoft HoloLens」を組み合わせて、未来の授業スタイルを実現するアプリの開発を目標に実施され、日本マイクロソフトからはテクニカルエバンジェリストの高橋忍氏を含む3名が、ドワンゴからは先端演出技術開発セクションの岩城進之介氏など3名がサポート役として参加している。
同イベントに参加した9名のN高生は、事前に高橋氏が執筆した『Windows Mixed Realityアプリ開発入門』を教材にUnityプログラミングを学習した。また、イベントは以下のスケジュールで行われている。
- 1日目:チーム分け、課題の抽出、アプローチの決定、社内ツアーの実施
- 2~4日目:チームごとの開発
- 5日目:開発のまとめ、最終成果発表会・講評
アプリ開発は2チームに分かれて行われ、初日は「N予備校」アプリを「Microsoft HoloLens」で使用するにあたっての課題や工夫すべき点を抽出するとともに、盛り込みたい機能の実装など解決に向けたアプローチを考察した。その後はエンジニアのサポートを受けつつ、最終日まで開発を行っている。
今回の開発のポイントは、「Microsoft HoloLens」を使うことで得られる仮想の作業領域や、アプリの使いやすさ(UI/UX)などで、最終成果発表会では、それぞれのチームが発表を行い、実機を使ったデモンストレーションや動画などによって、期間中に開発したアプリの成果が報告された。
なお、今回のイベントで開発されたアプリは、実際にN高の進学コースでの導入を目指し、引き続きアップデートを進めていく。
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