ライオンは、中学生・高校生のオーラルケア習慣づくりに役立ててもらえるように制作した、授業用教材「10代からはじめよう!お口の健康習慣 人生100年時代のオーラルケア」について、申し込みを行った学校関係者に無償提供することを、11月20日に発表した。
同教材は、「SDGs for School」を運営するThink the Earthと共同で制作されたもの。多くの中学校・高校の教員が、授業を通じて生徒にオーラルケアの必要性や実践方法を伝えられるよう、授業で使える設問のほか、オーラルケアの歴史、新習慣も紹介する。
おもな対象は中学生〜高校生で、教職員向けの資料集、授業案、歯みがきカレンダーなども用意している。教材の申し込みは随時可能で、専用サイトにアクセスして必要事項を記入後、教材(PDF)がダウンロードできる。
5月には、東京都足立区立扇中学校の1年生、大阪府立泉陽高等学校の2年生を対象に、総合学習の時間で担任や保健・体育の教員によるテスト授業が行われた。テスト授業を担当した扇中学校の教員からは「一方的な説明だけではなく、ワーク(設問)もあり、生徒たちが楽しんで授業に参加していた。今回の授業をきっかけにオーラルケアの必要性を理解してもらえると期待する」との意見が寄せられている。また、授業を受けた生徒からは「歯みがきをする理由がわかり、日々のケアが大切だと思った」「学校がある日は特に何もケアをしていなかったが、学校でもできるオーラルケアを見つけることができた」といった意見が寄せられ、「みんな意外と定期健診に行っていた」「他の人がどうしているか知ることができてよかった」といった声もみられた。
テスト授業後に実施されたアンケートでは、授業を受講した生徒の5人のうち4人以上で、オーラルケアに対する意識に変化がみられる結果となった。扇中学校の生徒56名に対するアンケートの結果は以下のとおりとなっている。
泉陽高等学校の生徒39名に対するアンケートの結果は以下のとおり。
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