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ポールトゥウィン、教職員向けにインターネット上の誹謗中傷調査・SNS相談窓口サービスの提供を開始

 ポールトゥウィンは、教職員を対象としたインターネット上の誹謗中傷調査およびSNS相談窓口サービスの提供を2024年11月から開始した。同サービスは、教職員が抱える精神的な負担を軽減し、メンタルヘルスを支援することを目的としている。

 近年、教育現場における教職員のメンタルヘルス問題が深刻化している。特に新規採用の教員が過度な業務負担やインターネット上での誹謗中傷に直面し、メンタルヘルスに影響を受けるケースが増加している。その結果、教職員の早期退職や教育の質の低下が進行することで、教員不足が社会問題化している現状がある。

 同社はこのような状況に対処するため、AI技術と人間のスタッフが連携した誹謗中傷調査と、専門スタッフによるメンタルサポートをワンストップで提供するサービスを開始した。同サービスは教職員に対する誹謗中傷の調査を自動化し、迅速なサポートを実現することで教育現場の改善に貢献する。

 同サービスでは、同社のAIシステム「Sirius AI」が主要なSNSやインターネット掲示板を自動巡回し、教職員に対する誹謗中傷投稿を検出する。検出された投稿はAIによる一次判定でリスクレベルが数値化され、リスクの高い案件には目視による二次判定が行われる。これにより大量の投稿を効率的に監視し、迅速に対応することが可能となる。リスクの高いと判定された案件には、自治体や公的機関への緊急通報や、投稿の削除依頼のサポートなどリスクに応じて対応する。

 また、誹謗中傷投稿の監視・対応に加えて、心理士や相談業務の専門スタッフによる「SNS相談窓口」を設置し、教職員のメンタルサポートまでワンストップで提供できる体制が整っている。

 「インターネット上の誹謗中傷調査およびSNS相談窓口サービス」の特徴は以下の通り。

1.AIシステム「Sirius AI」による自動巡回・監視

 「Sirius AI」は、SNSやインターネット掲示板を24時間365日自動で監視し、教職員に関する誹謗中傷の投稿を即時に検出する。AIによる迅速な一次判定とリスクの数値化によって、問題発生時の対応スピードが大幅に向上する。

2.専門スタッフによるサポート

 心理士やメンタルヘルスの専門スタッフが、教職員一人ひとりの相談に対応する。専門スタッフとのヒアリングや相談を通じて、教職員の心の健康をサポートする。

3.Webコンテンツ削除依頼支援

 権利侵害を受けた教職員や関係者に対し、問題となる投稿の削除依頼をサポートする。また、第三者による通報や削除手続きに関する資料の提供など、実務的な支援を行う。

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https://edtechzine.jp/article/detail/11716 2024/11/14 14:10

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