河合塾とNOLTYプランナーズは、中学・高校の教員を対象としたオンラインセミナー「データから見るストレスの乗り越え方~成長が実感できる手帳の活用~」を、11月29日に開催する。参加費は無料。
生徒のジェネリックスキルを測定するアセスメント「学びみらいPASS」を提供する河合塾と、生徒の主体的な行動を促す中高生向けビジネス手帳などを幅広く手掛けるNOLTYプランナーズは、「生徒のジェネリックスキルの向上」や「多忙な教員たちのサポート」をテーマに2022年から中高教員向けのイベントを共同開催している。
昨年、河合塾グループが全国の国公私立大学の学長を対象に行ったアンケートでは、370大学のうち85%にあたる大学が「メンタルヘルスに問題を抱える学生が増えている」と回答し、コロナ禍収束後も学生のメンタルヘルスに関わる問題は減少していないことがわかった。
よりよい学生学校生活を送るためには、生徒たち自身がストレスと上手に向き合い対処していく力を身につけることが重要となる。学校生活の中で身につけた力は社会に出てからも有効で、自身の支えになる。
同セミナーでは、ストレスを軽減するために必要なコンピテンシー(自信創出やストレス耐性など)の力について、生徒の資質や能力を測るアセスメント結果と取り組み事例から紹介する。
また基調講演では東北芸術工科大学の吉田朗氏が登壇し、実際の大学現場における具体的な事例などについて解説しながら、生徒自身が効果的にセルフコントロールができるようにするための「手帳活用」の可能性を探る。
開催日時は11月29日の15時~17時で、Zoomを使用して行われる。参加対象は中学校・高等学校教員などの教育関係者。参加には事前の申し込みが必要となる。なお申込者には、後日アーカイブ動画とサマリーが配信される。
プログラムは以下の通り。
第1部:基調講演/東北芸術工科大学 基盤教育研究センター長 吉田朗氏
手帳活用の効果について、分析結果を報告する。手帳を活用し始めて生徒のストレスがどのように軽減されたのかについて、具体事例を交えながら解説する。
第2部:「ジェネリックスキルを測るアセスメントから見る分析結果と具体例」/河合塾 学校事業推進部 佐原恵里氏
「学びみらいPASS」を受検した高校生のデータにもとづいて、手帳活用とジェネリックスキルの関係性について解説し、活用の可能性について探る。
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