角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校は、2024年8月30日時点の在籍生徒数が3万名を突破したことを、9月2日に発表した。
N高等学校は、インターネットと通信制高校の制度を活用した「ネットの高校」として2016年4月に開校し、生徒数1482名(2016年4月時点)でスタートした。
開校以来、ICTツールを活用したオンライン学習の環境づくりをはじめ、プログラミングや職業体験、各分野のエキスパートを講師に迎えて活動する起業部・投資部・政治部といった部活動、企業や各界の著名人を講師に招いた特別授業といったプログラムを通じて、生徒一人ひとりが社会に出て活躍するための知識やスキルを身に付けられるよう、幅広い学習・体験の機会を提供している。
2021年には、生徒数の増加とニーズにあわせてN高グループ2校目となるS高等学校を開校した。近年では、バーチャル学習を行う「普通科」の設置、普通科でのChatGPT-4を利用した専用AIチャットシステムの導入といった、オンライン学習の拡充が行われた。
さらに、年間1000万円の運営予算を活用しつつ生徒自身がさまざまな決済権限を持ち活動するN/S高生徒会の設立、生徒主体で企画運営を行うN/S高・N中等部の合同文化祭「磁石祭」の実施など、生徒の活躍の場も広がっているという。
現在はN高グループ3校目となる、R高等学校の開校(2025年4月)に向けた準備を行っており、N高グループでは今後も、より多くの生徒に多様な学びの機会を提供できるよう、生徒のサポートに取り組んでいくとしている。
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