すららネットは、同社が提供するAI×アダプティブラーニング教材「すららドリル」が、5月から埼玉県朝霞市の公立小中学校に導入されたことを、7月8日に発表した。同市の小学3年から中学3年までの約8500人の児童生徒が「すららドリル」を利用している。同社は「すららドリル」の活用を通じて、同市の教育大綱にある確かな学力と自律する力の育成、質の高い教育の実現の一助となることを目指す。
同市では、教育大綱において「先行きが不透明な時代に子どもたちが将来、社会の形成者としての役割を果たすためには、確かな学力を身に付けるとともに基盤となる自己肯定感や規範意識をしっかりと持たせることなどが必要」としている。そして子どもたちを育むために必要な取り組みのひとつとしてICT環境の充実を挙げている。
「すららドリル」は、20万問以上のドリル問題を有し、その中から一人ひとりの理解度に合わせた最適な問題をAIが判定して出題する。また、弱点診断や単元アニメーションレクチャー機能により、課題のドリル問題をやりっぱなしにするのではなく確実な理解と定着につなげていく。自分に合った学習により「できた」「わかった」を積み重ねることで自信をつけ、自己肯定感を醸成する。
さらに、児童生徒が自分で課題の進捗度合いを確認できることで、自ら計画的な学習に取り組む動機付けになるなど、主体的、自立的な学習も期待できる。
教員は「すららドリル」を活用することで、課題の配信や丸付け、進捗管理の時間や作業を軽減できる。学習管理画面の学習データにもとづき、児童生徒一人ひとりに個別最適な指導や声がけが可能となる。
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