桜美林大学は、社会に開かれた教育を実現すべく、文部科学省のプログラムと連携した「教育視察研修」を、8月9日13時~16時に同学の新宿キャンパス(東京都新宿区)にて実施する。参加費は無料で、事前登録が必要。
近年、新たな時代に対応するための探究的な見方や考え方を養う学びが重要視され、生徒が自ら課題を設定し解決する力が求められている。文部科学省は、2022年から新しい学習指導要領に7つの「探究科目」を導入し、2024年度にはその「探究世代」の高校生が受験生となった。このような背景から、各大学が入試改革に取り組むなかで「高大連携」が注目されており、高校生が大学レベルの教育・研究に触れる機会の創出が推進されている。
同学では、2019年に高大連携型キャリア支援プロジェクト「ディスカバ!」を立ち上げて高大連携に取り組んでいる。「ディスカバ!」では、高校生に対し探究活動を通じて学びの機会を提供している。
今回実施される「教育視察研修」では、「ディスカバ!」におけるサマープログラムの実施現場を視察しつつ、文部科学省による高校コーディネーター研修の最新情報に触れる研修を実施する。
同イベントでは、「桜美林大学が見据える高大連携の狙いと展望」と題したオリエンテーション後に、「ディスカバ!探究キャンプ」と題して高校生によるサマープログラム探究発表会の視察、「文部科学省委託:高校コーディネーター研修」と題した高校コーディネーター全国プラットフォーム構築事業の視察を行う。ほかにも、高大連携×探究の可能性に関するポイント解説・質疑応答も行われる。
参加対象は高校・大学等の教育関係者で、定員は先着100名。申り込みの締め切りは7月31日となっている。
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