みんなのコードは、STEAM学習における教材の不足を支援する「アラムコSTEAMチャレンジ」の募集受付を、6月4日に開始した。同事業は、全国で5000名の中高生がハードウェア教材(STEAM教材)を使った授業を受けることで社会課題に興味を持ち、将来において自分の生活や社会をよりよくするための、課題解決能力を身につけることを目指しており、アラムコ・アジア・ジャパンの助成によって実施される。
「アラムコSTEAMチャレンジ」の内容は以下の通り。
- STEAM教材の無償提供(教材リストより選定可)
- STEAM教材を使った授業事例の共有
- STEAM教材の使い方に関する動画の配信
- 授業やSTEAM教材に関する質問・相談の受付
さらに、希望校を対象にみんなのコードによる伴走支援を行う。伴走内容は以下の通り。
- 個別相談
- 個別相談に応じて、授業計画等のサポート
- 授業の見学・助言・授業後の振り返り
伴走は、みんなのコード 未来の学び探究部 研究員である千石一朗氏(元・中学校「技術・家庭科(技術分野)」教員)と、永野直氏(元・高等学校「情報科」教員)が担当する。伴走校は5校程度で、採択時に決定される)。
募集対象は、中学校、義務教育学校(後期課程)、高等学校、中等教育学校、特別支援学校(中学部・高等部)、および都道府県市区町村の教育委員会で、学校または教育委員会の単位での応募を受け付ける。私立学校などは対象に含まれない。
採択件数は40校で、申請担当者が中学校「技術・家庭科(技術分野)」または高等学校「情報科」の普通免許状を有する女性教員の枠となる「女性教員応援枠」(2割程度)、申請担当者が中学校「技術・家庭科(技術分野)」または高等学校「情報科」の普通免許状を有し、専任として採用されてから5年目までの枠となる「初任者応援枠」(1割程度)が設けられる。
事業期間は9月2日~2026年2月27日。募集締め切りは7月19日18時。
採択校には、1校あたり50万円相当のSTEAM教材が無償提供される。教材は4種類で、応募時にいずれかを選択する必要がある。また、教材によって提供個数が異なる。
おもな対象教員は以下の通り。
- これまでSTEAM教材を使った授業を実践したいと思っていたが、予算の都合で教材が準備できず、困っている教員
- プログラミング教育の経験が浅い、または苦手意識を持っている教員
- これを機に、STEAM教材を使った授業にしっかり取り組みたいと思っている教員
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア