すららネットは、同社が提供するAI×アダプティブラーニング教材「すららドリル」が4月から埼玉県ふじみ野市の公立中学校で導入されたことを、5月31日に発表した。同市の全6校約2900人の生徒が「すららドリル」の利用を開始している。同社は、個別最適な学習環境の提供と教職員の業務効率化に寄与し、同市の目指す教育の実現をともに目指す。
同市では、生徒の個別最適な学習と教職員の働き方改革を推進するため「すららドリル」をはじめとしたデジタル技術の活用を開始した。デジタル技術の活用により教職員の業務を軽減し、子どもと向き合う時間を確保することで、子どもたちの確かな学力や豊かな心を育む取り組みへとつなげていく。
「すららドリル」は20万問以上のドリル問題を有し、その中から一人ひとりの理解度に合わせた最適な問題をAIが判定して出題する。また弱点診断や単元アニメーションレクチャー機能により、課題のドリル問題をやりっぱなしにするのではなく、確実な理解と定着につなげていく。自分に合った学習により「できた」「わかった」を積み重ねることで自信をつけ、自己肯定感を醸成する。さらに生徒が自分で課題の進捗度合いを確認できることで、自ら計画的な学習に取り組む動機付けになるなど、主体的、自立的な学習も期待できる。
教員は「すららドリル」を活用することで、課題の配信や丸付け、進捗管理の時間や作業を軽減できる。学習管理画面の学習データにもとづき、生徒一人ひとりに個別最適な指導や声がけが可能となる。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア