小学生向けプログラミング教材「ポケモンプログラミングスタートキット」がリニューアル、ID発行や会員登録などが不要に

　ポケモンは、小学生向けのプログラミング教材「ポケモンプログラミングスタートキット」を、リニューアル公開したことを5月24日に発表した。

　「ポケモンプログラミングスタートキット」は小学校を対象に無償で提供されており、ポケモンの「ゲーム」の仕組みを活用することで、児童のプログラミングへの興味や意欲を育めるようになっている。これまでは、資料のダウンロードや児童への素材の共有といった手順が必要だったが、今回のリニューアルによって公式サイトにアクセス後、利用規約に同意して必要事項を記入すると使用できる。ID・パスワードの発行や会員登録なども不要。

　公式サイトでは、「スタートキットを使用する」から「ポケモンプログラミングスタートキット」のボタンをクリックする。その後、「小学校の先生はこちら」「児童はこちら」「小学校以外の利用希望者（先生）はこちら」の、3つのボタンが表示され、該当するボタンをクリックすると使い始めることができる。

　なお、同教材では3種類の学習指導案と、そのまま使える授業用スライドが用意されている。授業用スライドの手順に沿って進行することによって、指導案に沿った内容の実施が可能になっている。

　学習指導案のうち「ポケモンのゲームを作ってみよう」は、小学3年生以降の総合的な学習の時間で利用でき、1～2時間分の授業内容となっている。

　「多角形と円～ポケモンと一緒にコンピュータで図形を描こう～」は、小学5年生以降の算数で利用でき、1～2時間分の授業内容となっている。

　「ポケモンたちと物語を作ってみよう」は、小学4年生以降の国語や総合的な学習の時間で利用でき、6～7時間分の授業内容となっている。