EDUCOM、愛知県春日井市、COMPASSは、児童生徒が校務支援システムと学習eポータルにおいて異なるUUIDを保持している状況を解決すべく、春日井市においてEDUCOMが提供する統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」と、COMPASSが提供する学習eポータル+AI型教材「キュビナ」のUUIDを統合したことを、5月17日に発表した。
「EDUCOMマネージャーC4th」と「キュビナ」におけるUUID統合は、デジタル庁による「教育データ連携・利活用の効果的な実施に向けた業務の標準的なスケジュールに関する調査研究」における取り組みの一環となる。法令やシステム的なセキュリティ・安全性を確保しつつ、同庁からの支援の下で行われている。
UUIDは、ソフトウェア上で情報を一意に識別するための識別子で、システム間連携時のユーザー識別のために使用される。校務支援システムまたは学習eポータルによって割り当てられるよう、学習eポータル標準仕様において規定されている。
今回は「EDUCOMマネージャーC4th」のUUIDを、「キュビナ」のUUIDに置き換えることによって実施された。今後は、「EDUCOMマネージャーC4th」と「キュビナ」間においてアカウントの一元管理やUUIDをキーとしたデータの連携が可能になる。さらに、年度更新時などにおけるアカウントの一元管理や、学校での利用が進むさまざまな教育ICTツールにおけるデータ利活用促進に役立てられる。
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