明光ネットワークジャパンは、高校生の子どもを持つ全国の保護者800名を対象に実施した、「高校生の志望校選びに関する実態調査」の結果を5月16日に発表した。同調査は、4月8日~22日の期間に行われている。
調査対象者に、自身の子どもの志望校を把握しているかを尋ねたところ、「把握している」(39.5%)と「どちらかというと把握している」(30.0%)を合わせた割合が69.5%を占めた。
子どもの志望校を「把握している」と答えた人(556名)に、子どもの志望校と保護者が望む志望校にギャップを感じているかを尋ねた質問では、「ギャップを感じる」(9.9%)と「多少ギャップを感じる」(24.3%)を合わせた割合が34.2%に達している。
子どもから進路・進学に関する相談を受けた際に、自身は有益なアドバイスができると思うかを尋ねたところ、「できると思う」(8.0%)と「どちらかというとできると思う」(29.1%)を合わせた割合は37.1%だった。一方、「できないと思う」(7.8%)と「どちらかというとできないと思う」(13.2%)を合わせた割合は21.0%となっている。
子どもから進路・進学に関する相談を受けた際に、有益なアドバイスが「できないと思う」と答えた人(168名)に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「入試制度などの進学に関する情報を知らないため」(40.5%)がもっとも多く、「子どもに向いている専攻や職業がわからないため」(32.7%)、「子どもの進路・進学に関する考えをすべて把握していないため」(28.6%)がそれに続いた。
すべての調査対象者に、自身や子どもがオープンキャンパスに参加したことがあるかを尋ねたところ、「子どもが参加した」(23.4%)、「保護者が参加した」(4.9%)、「子ども、保護者ともに参加した」(24.5%)となっており、52.8%がオープンキャンパスに参加している。
オープンキャンパスに対して期待していることとしては(複数回答)、「学校の雰囲気や特徴を知れる」(60.6%)が最多となり、「入学後の不安を解決」と「アクセス方法の確認」(どちらも30.6%)が同率でそれに続いた。
調査対象者のうち、進学を希望している高校生の保護者(732名)に、志望校選びで子ども・保護者がそれぞれ重視していることを尋ねた質問では、子どもでは「設置学部」(33.2%)がもっとも多く、以下「偏差値」(29.6%)、「卒業後の進路」(20.5%)が続いている。一方、保護者では「学費」(30.3%)が最多となり、「卒業後の進路」(27.3%)、「利便性」(20.1%)がそれに続いた。
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