文部科学省は6月26日、日本政府が進める「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」の一環として、2018年度のパイロット事業の公募を開始した。
EDU-Portニッポンは、高い基礎学力に加え協調性や行動規範を重視する小中学校教育や、実践的かつ高度な職業教育を行う高等専門学校制度といった「日本型教育」を海外展開する際のモデル形成を目的としたプロジェクトで、2016年度に開始された。モデル候補となりうる事業にプラットフォームを通じて集中的に支援し、成果・課題を検証して共有する。
「EDU-Port公認プロジェクト」と「EDU-Port応援プロジェクト(経費支援なし)」の2種類がある。今年度は新たな重点地域として中東・中南米・アフリカ地域が加わり、公認プロジェクトにおいて複数機関によるコンソーシアム枠が新設された。
採択件数も、公認プロジェクトの個別機関向けが10件程度、コンソーシアム枠が2件程度、応援プロジェクトが10件程度と、大幅に拡充された(2017年度は公認2件、応援9件)。
支援対象機関は、「国立大学法人・公立大学法人・学校法人・準学校法人」「地方公共団体・地方教育委員会」「独立行政法人」「その他、教育事業を行う機関(予備校、塾、学習支援業、NPO、企業など)」のいずれか。また、「教育」は、学校教育に限らず、家庭教育、社会教育といった生涯学習全般を対象に含む。
公募説明会は7月4日と7月13日に実施される。公募締切は8月6日の12時まで。詳細は「パイロット事業」の説明ページを参照のこと。
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