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SEプラスが遊びながらIT用語を学べる教材「ICTかるた」を開発、葛飾区立の全小学校5、6年生に寄贈

 SEプラスは、子どもたちにIT用語を楽しく学んでもらうことを目的に、ITの基本用語をテーマとした教材「ICTかるた」を開発したことを、5月7日に発表した。同社がオフィシャルパートナーを務める東京葛飾区のサッカークラブ「南葛SC」と共同で、葛飾区内のすべての小学校5、6年生全クラスに対して寄贈を予定している。

 昨今AIをはじめとした新たなIT技術が次々に生まれているが、同時にIT人材不足は深刻な問題となりつつある。経済産業省のレポートによると、2030年までに最大で79万人のIT人材不足が予測されており、IT人材の育成は急務となっている。

 2020年より小学校におけるプログラミング教育が開始されたが、ITに関する用語や知識に対する学習の普及は十分とは言えない現状がある。IT用語を理解することは、プログラミングをはじめとしたIT学習を進めていく上で非常に重要となる。

 そこで同社は、小学生のうちから楽しくIT用語を学べる機会を作るために「ICTかるた」を開発した。プログラミング的思考に加えてIT用語を覚えることで、ITに対する興味関心を持つ機会を増やし、将来的なIT人材の育成にもつなげていきたいと考えている。

 「ICTかるた」の特徴は以下の通り。

1.遊びながら50のIT基本用語が学習可能

 ITの学びはじめに必ず知っておきたい基本用語が50種類収録されている。読み札の裏には用語解説が記載されているため、遊びながら学ぶことが可能となる。

2.矢沢久雄氏による監修

 用語解説はIT書籍の著者兼講師である矢沢久雄氏が監修。小学生でも理解しやすい語彙でわかりやすく解説している。

 「ICTかるた」の使い方は以下の通り。

  1. 取り札を場に並べる。
  2. 教員(もしくは大人)が読み札を読み上げる。慣れてきたら、答えとなる単語を読まずに難易度を上げることも可能。
  3. 教員(もしくは大人)が読み札裏の解説を読み上げ、用語の意味を学ぶ。
  4. 場にすべての札がなくなったら、持ち札数を数える。

 今後同社は「南葛SC」とのコラボレーションデザインで開発した「ICTかるた」を、葛飾区内の全小学校5、6年生全クラスに1セットずつ無償で配布する。将来的に小学校におけるプログラミング教育の副教材として活用してもらいたいと考えている。なお、現在販売の予定はない。

「ICTかるた」概要

  • 内容物:読み札(解説有)50枚、取り札50枚
  • 対象年齢:10歳以上
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https://edtechzine.jp/article/detail/10985 2024/05/08 14:50

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