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DNPとレノボ、不登校や日本語の指導が必要な児童生徒を3Dメタバースで支援する「VLP」を30自治体などに展開

 大日本印刷(DNP)とレノボ・ジャパンは、東京都の「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム(VLP)」を運営するJMCと連携して、「VLP」の仕組みを東京都教育庁を含む30自治体などに展開したことを、4月30日に発表した。

 「VLP」は、不登校や日本語の指導が必要な児童生徒に、インターネット上の仮想空間を活用して居場所や学びの場を提供するプラットフォーム。2023年に採用した9自治体などに加えて、5月1日には新たに参画する21の自治体などにおいて運用が開始された。

「VLP」体験会の様子
「VLP」体験会の様子
「VLP」におけるカウンセラーとの面談イメージ
「VLP」におけるカウンセラーとの面談イメージ

 「VLP」のメリットは以下の通り。

  • 3Dメタバースの活用:子どもたちの興味・関心が高く、コミュニケーションが取りやすい。
  • オンライン支援員:子どもたちの気持ちに寄り添った適切な伴走ができる。
  • 具体的な成果:「通室増加」、一部の学校によっては「出席認定」につなげるなどの確かな成果が得られており、「学べる第三の場所」としての手ごたえがある。

 今後は、「VLP」を無償で試せるメタバースを全国の教育委員会に提供し(利用期間は最大2カ月間、アカウント数は50までの予定)、「VLP」を通じて児童生徒の学習環境改善や教育支援に貢献していく。また、メタバースを活用して不登校や日本語指導が必要な児童生徒に向けたコンテンツだけでなく、より体験価値の高い教育サービスを提供することによって、全国の自治体や教育現場の活動を支援する。

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https://edtechzine.jp/article/detail/10979 2024/05/07 16:20

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