学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「ポータブルスキル」に関するアンケート調査の結果を3月21日に発表した。同調査は、2月8日~26日の期間に、学情の運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2025」来訪者に対して行われ、501名から有効回答を得ている。
調査対象者に、ポータブルスキルを身につけることを重視するかを尋ねたところ、「重視する」(38.9%)と「どちらかと言えば重視する」(40.1%)を合わせた割合が、約8割を占めた。学生からは、「1つの企業、1つの部署でのみ役立つスキルではなく、どこでも活用できるスキルを身につけたい」「就職した会社から転職するかもしれないので、どこでも通用するスキルを習得したい」「会社が倒産するなど、転職しないといけなくなった際に困らないようにしたい」「終身雇用ではないので、必須だと思う」「ポータブルスキルがあれば、より選択肢が拡がると思う」といった意見が寄せられている。
就職活動において、企業の研修・教育制度を知ると志望度が上がるかを尋ねた質問では、「志望度が上がる」(46.9%)と「どちらかと言えば志望度が上がる」(38.9%)を合わせた割合が、9割近くを占めた。学生からは、「研修内容を知ると、入社後のキャリアを想像しやすい」「身につけられるスキルを意識して、応募する企業を決めている」「就職後も学び続け、知識やスキルをアップデートすることが必要だと思う」といった意見が寄せられている。
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