LITALICOは、三重県教育委員会において、同社が提供している学校現場向けICTサービス「LITALICO教育ソフト」を活用した県立高等学校での実証事業を開始することを、3月11日に発表した。
三重県と同社は2019年に包括連携協定を結び「発達に課題を有する子どもなどへの支援等」で連携をしていた。2024年度から県立高等学校における個々の生徒の発達段階に応じた支援や指導の充実および卒業後の就労へ向けた準備の充実を図るため、三重県教育委員会との連携を強化することとなった。
複数の県立高等学校において、教員をサポートしインクルーシブな教育体制構築を目指すICTサービスである「LITALICO教育ソフト」が活用されることに加え、今後就労へ向けた取り組みも共同で行っていく。
「LITALICO教育ソフト」は、学校現場の特別支援教育を支えるICTサービス。特徴は以下の通り。
- 多角的に児童生徒の特性を把握:詳細なアセスメント機能により、児童生徒の特性を詳しく把握できる。把握した特性にもとづき指導計画を立てることが可能。
- 約6000の文例:個別の教育支援計画・指導計画を立てる際に教員が活用できる豊富な文例を準備している。アセスメントの結果からおすすめの文例提案機能を活用して、個別最適化した計画を作成できる。
- 複数年データの蓄積とデータ連携:複数年度の情報を一元管理でき、引き継ぎや情報共有をスムーズに行うことが可能。進学時や進級時、関係機関との連携もスムーズになる。
- すぐに活用できる教材:スモールステップかつユニバーサルデザインが施された約1万3000枚の教材で教材作成の業務負担軽減につながる。
- 隙間時間に学べる動画:個に応じた指導の基礎や実践方法を短い動画で継続的に学べる。
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