AKAは、同社が開発した、スピーキングテスト対策教材「Musio ESAT-J」アプリにおいて、中学校1、2年生対象の試験「ESAT-J Year 1(以下、Y1)」「ESAT-J Year 2(以下、Y2)」の対策ができる機能を追加することを、3月5日に発表した。
「ESAT-J」は、東京都教育委員会が民間事業者のベネッセコーポレーションと共同で実施していた。そして昨年には、これまでと変わって「IELTS」や「BCT-S(大学入試用スピーキングテスト)」の試験を手がけるブリティッシュ・カウンシルが新事業者に選ばれた。2024年1月から3月に実施されている中学校1、2年生が対象の試験より、ブリティッシュ・カウンシルが運営を担っている。
ブリテッシュ・カウンシルが担当する中学校1、2年生対象の試験「Y1」「Y2」は、これまで行われてきた中学校3年生が対象の「ESAT-J」と試験問題の出題形式に違いがある。試験が大問4つで構成される点に違いはないものの、問題の出題内容や出題数、制限時間に変更があった。また「Y1」と「Y2」の間でも出題レベルや制限時間に差があるため、受験者の学年に合った試験対策が必要になる。
「Musio ESAT-J」アプリでは、ブリテッシュ・カウンシルが出題する「Y1」「Y2」の問題形式が反映される。アップデートされるのは以下の機能。
「Y1」「Y2」の模擬テストを追加
「Musio ESAT-J」では、「ESAT-J」のみならず「Y1」「Y2」の内容でも模擬テストを受験できるよう「Y1」「Y2」に対応した問題を追加することを決定した。この追加により、ユーザーの学年の試験に合った問題が出題される。
また、英語に自信のない人はY1から使用するなど、「Y1」「Y2」の受験対象者でなくても自身のレベルに合わせてスピーキング学習が可能。このアップデートで、さらに多くの英語学習者にスピーキング上達の機会、スピーキングテストの対策コンテンツを提供する。
模擬テスト数の増加
初回のアップデートとして、「Y1」「Y2」ともに10個の模擬テストを追加予定。その後も継続的に模擬テスト数を増やしていく。
「ESAT-J」でも新形態の問題を追加
「Y1」「Y2」のほかに、中学3年生が受験する「ESAT-J」でも2024年11月実施の試験から問題の出題形式が変わることが決定している。「Musio ESAT-J」では「ESAT-J」の新しい問題形式にも対応するアップデートを予定している。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア