パナソニックグループは、ARROWSと共同で小学6年生を対象に長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」をベースとしたプログラムを、1月から全国の学校に展開している。2023年度中に、全国120校6000人規模への拡大を目指す。
小学校における現状の環境教育は、さまざまな教科での取り組みが行われている一方で、「適切な教材が少ない」「主体的な行動に結びつけることが難しい」といった課題が指摘されてきた。
今回、パナソニックグループが提供するプログラムはこれらの課題を解決するとともに、教育現場における教員負荷を低減するべく制作された。内容は「Panasonic GREEN IMPACT」をベースにしており、「ストップ温暖化!カーボンニュートラルで地球を守ろう」と題して、小学6年生の社会の授業に向けた、スライド、動画、ワークシート、事例集、授業進行台本などをパッケージにしている。さらに同プログラムでは、自宅で家族と学習できるパソコンとスマートフォンを使ったクイズも用意し、具体的な行動を通じて環境教育の定着を図れる。
パナソニックグループでは2023年3月から、「Panasonic GREEN IMPACT」のリアル体験拠点として、パナソニックセンター東京(東京都江東区)にて「Panasonic GREEN IMPACT PARK」を運営している。同施設では、校外学習、修学旅行といった学校団体の誘致を積極的に推進しており、1日に2~3団体、1回あたり約120名を受け入れる。
今回の小学6年生向けプログラム提供にあたっては、受け入れ人数に限りがあるリアル拠点に加えて、次世代層向けた環境教育のさらなる広がりを進めるべく、学校現場における環境教育支援を推進していく。
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