北海道新聞社は、同社が2021年に発売した教育用記事データベース「まなbell」をリニューアルし、学校向けの総合デジタル教材「どうしん まなbell」として、11月28日に販売開始した。
「どうしん まなbell」では、これまでの教育用記事データベース「まなbell」に新聞制作、作文エディタ機能などが追加されたほか、週3回ニュースも配信される。同教材は校外学習や見学旅行、探究的な学びをさらに深め、まとめて伝え合う学習がタブレット端末1台で完結するツールで、端末100台が同時に接続できる。
「どうしん まなbell」の内容は以下の通り。
新聞制作
テンプレートは5つ。小学4年国語「新聞を作ろう」で使えるほか、大きな写真と約300字の文章で完成するパターンを使えば小学校低学年も簡単に新聞作りができる。記事6本と写真4枚のパターンは、より本物の新聞に近いレイアウトで、高校生が探究的な学びの成果を報告するのに役立てられる。
作文エディタ
教員が一元管理でき、コメントもつけられる。児童生徒は入力ウインドウに文章を入力するのみ。プレビュー画面を開けば、原稿用紙を正しく使えているかが一目でわかる。「先生に送る」ボタンを押すと教員用のページで全員の作文を集約でき、一人ひとりにコメントもできる。
「おすすめニュース」や動画教材
時事や地域の話題を取り入れやすくなっている。週3回、子どもに読んでほしい北海道の話題が厳選して配信される。「日本のニュースと世界のニュース」ボタンからは、時事通信社の子ども向けページを読むことも可能。朝読書の時間に使用すれば、自然と社会の出来事に親しむ習慣がつく。
動画教材「どうしんまなvi」は北海道新聞の記事や動画ニュースで構成されており、約5分で見られるのが特徴。全12本のうち「アイヌ民族のくらしと文化」「北海道の米づくり」「新聞を読もう①仕組みを知ろう」「新聞を読もう②比べてみよう」の4本を視聴できる。
同教材は学校・自治体を対象としており、基本契約は1年間6万3800円。年度途中からの契約は月額5500円。生徒は平日午前8時~午後7時まで使え、教員が使う管理者アカウントは土日祝日も24時間接続可能。
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