近畿日本ツーリストは、地球の歩き方との共同企画による、地域探求をテーマとした中高生対象の授業プログラム「地域の歩き方」の販売を、11月末に開始する。
同プログラムでは、生徒が『地球の歩き方』の編集ノウハウを学びつつ、地域への理解を深めてオリジナルのガイドブックを作成する。同プログラムを近畿日本ツーリストが販売を担うことによって、修学旅行の事前・事後学習への組み込みや校外学習などへの応用を円滑にし、学校にとっても負担が少なく新しい学びの導入につなげられる。
同プログラムは『地球の歩き方』の編集において長年培ってきたノウハウを、学校の授業向けにアレンジ。専門的かつ汎用的ながら広く学校環境に合わせられるよう、教員主体で進行する授業構成となっている。各プログラムをサポートするワークシートやレクチャー動画が用意されており、教員はファシリテーションやアドバイスを送る役目を担当するので、専門知識がなくても授業を展開できる。
生徒は『地球の歩き方』仕様のテンプレートを利用しながら、編集者・読者双方の視点で地域をみつめ、自ら設定したテーマに向けて取材（情報収集）を行う。集められた情報は限られた誌面上で整理され、読み手の興味を意識した表現によって情報発信されるため、「地域を学び、人と接し、自分たちの言葉で情報を伝達する」といったプロセスの体験が可能になる。
同プログラムの利用によって期待できる効果は以下の通り。
- 生徒自身が考えるテーマ・課題を設定したガイドブックの制作を通じて期待される、主体的な学び
- グループ活動による計画性・協調性の育成
- 情報発信にあたり、限られた文字数での言語化による表現力の向上
- 出版業界への興味や、将来の職業選択に対する気づき
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