Classiは、同社が提供する小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」において、2024年度から「tetoru集金機能」の提供を開始することを、11月27日に発表した。
現在学校現場では、給食費や教材費などの集金において旧来の非効率なお金のやりとりが続いており、多忙な教員や職員、保護者にとって大きな負担となっている。
学校給食費などの徴収では口座振替の普及が進むものの、利用可能な金融機関の指定により保護者にとっては新たな口座開設・管理が発生したり、結果的に未納の原因となったりしている。また入学時の口座振替登録はほぼすべて紙のやりとりとなっており、内容不備に伴う確認作業の必須なども多く発生している。
給食費以外では子どもが現金を封筒で持参して提出し、教員が現金の管理や集計、金融機関への持参を行っており、手間やリスクを抱えたやりとりがいまだ多く残っている。未納の家庭への対応についても、書類により子どもを通じて保護者とやりとりをすることが中心なため手間が多く、見落としがあったり結果的にやりとりが複数回発生したりなど、教員・保護者の両方にとって負担が大きい状況が続いている。
「tetoru」では、学校・保護者でのお金のやりとりに対する手間や負担をすべてなくすことを目指す。まずは口座振替による給食費や教材費の集金について、学校・保護者が簡便に利用できるための機能を提供することとした。
今回提供予定の「tetoru集金機能」では、「tetoru」上に登録されている名簿を活用することで集金のための名簿管理を簡単にする。加えて、集金に関する連絡(事前や督促)も「tetoru」の連絡機能と連携することで効率化できる。
「tetoru」では、以下のような機能を2024年度より順次提供する予定。
- Web口座振替登録におけるペーパーレス化
- さまざまな金融機関から保護者が振替口座を選択することを可能に
- 集金前の通知機能で保護者の入金忘れを防止。未納時の連絡もサポート
- 金融機関への連携や結果消込の自動化
- そのほか集金サポート機能など
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア