ナガセは、2025年からの新課程入試の大学入学共通テストで新たに追加される「情報I」について、全国の国公立大学の入試での利用状況や配点を検索できる「大学別「情報I」利用状況 ―大学学部別「情報I」配点一覧―」のWebサイトを公開したことを、11月11日に発表した。
掲載情報は毎日更新され、2023年11月10日現在、177大学・2276学部(学科・試験方式別)の情報が掲載されている。各大学が順次公表している2025年新課程入試の「情報I」の利用状況がまとめられ、一覧で確認・検索できる。新課程の大学受験に臨む高校生のほか、家族や高校教員も活用できる。会員登録などは不要で、誰でも利用可能。
同サイトの特徴は以下の通り。
1.全国の国公立大学の情報を一元化。大学学部別に検索できる
2025年新課程入試における大学入学共通テスト「情報I」の導入予定・配点などの情報は、各大学のWebサイトで順次公開されている。それらの情報を収集して一元化。同サイトに一覧としてまとめられており、大学名や都道府県で検索できる。
2.サイトを見れば「今」がわかる。最新情報に毎日更新
志望校のWebサイトを自分で日々チェックして新たな情報がないか確認するのは一苦労だが、毎日情報更新される同サイトなら「今」の最新情報がわかる。一覧には最終更新日や出典元の大学Webサイトへのリンクも掲載されている。
3.「情報I」をどのくらい重視している? 配点比率もわかる
大学学部によって共通テスト全体の配点に占める「情報I」の比率は0%から100%までと大きく異なる。同サイトでは各試験方式の「情報I」の配点と共通テスト満点を比較し、共通テストにおける「情報I」の比率が算出されている。さらに2次試験も合わせた総合点の中での「情報I」の配点も算出されており、気になる大学学部が「情報I」をどのくらい重視しているのかを確認できる。
なお同サイトへは「東進ドットコム」のトップページからアクセスできる。活用方法は以下の通り。
一覧で志望大学の「情報I」利用状況・配点をチェック
- 大学基本情報:設置区分、大学名、所在地などの基本情報。
- 入試区分・共通テスト:学部学科・前後期などの入試区分と、その方式において共通テスト「情報I」が必要かどうかが「●:必須」「△:選択」「×:課さない」で示されている。
- 情報I導入状況:共通テスト・2次試験含めて「情報I」の試験を課すかどうかが「必須」「一部必須」「課さない」に分けて表記されている。
- 配点情報:「情報I」の配点と共通テスト全体の満点、共通テストにおける「情報I」の配点比率が示されている。さらに2次試験満点および共通テスト+2次試験の満点が掲載され、共通テスト+2次試験における「情報I」の配点比率も示されている。試験科目や科目選択などの特記事項は備考に記されている。
- 更新情報:最終更新日と大学公式サイトへのリンクが掲載されている。
大学名や都道府県で検索できる
- 大学名で検索:気になる大学を入力して検索できる。
- 都道府県で絞り込み:都道府県を選んで絞り込み、同一都道府県内の大学をまとめて確認したり比較したりできる。
「情報I」に関する全体概観を知る
「情報I」の導入に関する全体概観が、大学情報・入試情報のページで公開されている。多くの国公立大学で導入が予定されているが、現時点ではほとんどの場合が共通テストの「情報I」を利用する形で、個別試験で独自問題を用意する大学は少ない状況と言える。東進では今後も「情報I」や新課程入試に関するさまざまな情報を発信していく。
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