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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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子どもも教師もワクワク! デジタルツールで生まれる令和の学び

話し合いの内容を簡単にグラレコで残せる「piglyph」とは? 学校の授業で使ってみよう

子どもも教師もワクワク! デジタルツールで生まれる令和の学び 第9回


 「デジタルでもアナログでもできることはまずはデジタルで」をモットーに、数多くのデジタルツール・教材を活用する、公立小学校教諭の前多昌顕先生。これまで、学校での「Flip(旧称:Flipgrid)」や「Canva」の活用について、ご自身の実践をもとに執筆いただきました。本連載ではそのほかのさまざまなツールの活用実践について、連載形式でお伝えしていきます。第9回では話し合いの内容を簡単にグラフィックレコーディングとして残せるツール「piglyph」を紹介します。(編集部)

piglyphとは

 「piglyph(ピグリフ)」はリコーが提供する、リアルタイムで対話をグラフィックに変換するビジュアルコミュニケーションシステムです。高機能なホワイトボードアプリとして、ワークショップでの会話をリアルタイムでテキストとイラストで「見える化」してくれます。話した言葉が音声認識され蓄積していき、それに合わせたイラストが表示されます。これにより、速書きやイラストの技術がなくても、話し合いの内容をグラフィックレコーディングとして残すことができます。

 簡単に操作できるので、学校での話し合い活動でも使えます。

piglyphのWebサイト
piglyphのWebサイト

piglyphでできること

(1)共有URLを発行して複数名で共同作業できる

 piglyphは「Miro」や「Canva」のように、共有リンクを介して複数名での共同作業が可能です。参加者のアカウント登録は不要で、リンクを見られる人であれば誰でもルームに参加できます。

(2)音声を認識してタイムラインに蓄積する

 マイクをオンにして話を始めると音声認識を開始します。認識したテキストは左サイドバーに表示され、XやFacebookのようなタイムラインを作ります。テキストは話者ごとに区別されるので、いつ、誰が、何を行ったのかをあとで確認できます。タイピングでテキストを投稿することもできるので、声を発せられない環境でもタイムラインに参加可能です。タイムラインのテキストは、ドラッグ&ドロップで簡単にボードに挿入できます。

(3)テキストの内容をイラスト化する

 タイムラインに表示されているテキストの内容に合わせてイラストが提案されます。イラストをクリックするかドラッグ&ドロップすることでボードに挿入できます。piglyphは日本製のサービスなので、使用できるイラストが欧米のサービスよりも日本人の感性に合っているものが多いと感じます。

(4)ホワイトボードアプリとして使用できる

 piglyphには図形や直線、矢印の挿入、ペンツールでの描画、画像ファイルの挿入、テキスト入力など、基本的なホワイトボードアプリの機能が装備されています。ボードに入力したテキストにもイラストが提案されるほか、パレットを展開して、イラストを選んで挿入することもできます。

(5)選択した部分だけを画像として保存できる

 話し合いがまとまったら、必要な部分だけを選択して、PNGやJPEGの画像としてエクスポートできます。

piglyphの始め方

 piglyphのページ(https://piglyph.com/)を開き、右上の「無料トライアル」をクリックします。

 トライアル申し込みフォームが開くので、必要事項を記入して送信します。途中、Web会議での個別説明希望欄は、必須にはなっていないのですが、直接担当者からレクチャーを受けられるので、可能であれば個別説明を受けることをおすすめします。

 送信が完了するとフォームからの自動送信メールが届き、後日担当者からサインアップ用のURLが届きます。

piglyphの申し込み手順
piglyphの申し込み手順

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piglyphの使い方

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この記事の著者

前多 昌顕(マエタ マサアキ)

 五所川原市立五所川原小学校教諭、青森県プログラミング教育研究会発起人で事務局長。初任の頃よりICTの教育活用に興味を持ち研究を進める。いったんICT教育と距離を取り、研究対象を思考ツールにしたが、プログラミング教育必修化をきっかけに再開する。マイクロソフト認定教育イノベーターエキスパート2018-...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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