菅公学生服は、毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.212において、全国の中学・高校の教員1400名を対象に実施した、「学校のSDGs教育の取り組み」に関する調査結果を9月26日に発表した。同調査は、6月に行われている。
調査対象者に、自身の勤務する学校におけるSDGs教育の取り組み状況を尋ねたところ、「とても積極的である」(10.4%)と「やや積極的である」(41.9%)を合わせた割合が5割強を占めた。一方で「まったく積極的ではない」(11.2%)といった回答もみられる。
実施しているSDGs教育の内容としては(複数回答)、「生徒による自由研究」(22.1%)がもっとも多く、以下「地域の探究」(18.7%)、「職場見学・体験(インターンシップ)」(16.6%)、「外部講師・企業による講演会やセミナー」(16.4%)、「外部講師・企業による出張授業」(14.1%)が続いている。また、「特に決まっていない」(26.4%)、「SDGs教育は実施していない」(19.9%)といった回答もみられた。
SDGs教育に取り組むにあたっての課題を尋ねた質問(複数回答)では、「授業準備・進め方」(39.1%)、「授業時間の確保・調整」(38.4%)、「SDGs指導経験・スキルの不足」(31.1%)といった、授業を行う環境や教員自身の経験・スキルなどを挙げる回答が上位を占めている。それらに続いて、「生徒のモチベーション」(28.6%)、「出張授業・講演会を行なう外部講師・企業の選定」(25.8%)、「SDGs教育プログラムの開発」(24.9%)といった、生徒の意識や外部講師・企業との調整などを挙げる回答が寄せられた。
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