関西大学は、宮城県と「就職支援に関する協定」を8月21日に締結する。東日本大震災からの復興などを担う人材の育成や、同県内での就職促進を図る。
同協定は、両者が相互に連携・協力に努め、宮城県内企業の情報提供やインターンシップの参加促進など、多様な進路選択の機会を提示し、同県へのU・I・Jターン就職の促進を図ることを目的としている。
関西大学キャリアセンターでは、従前よりU・I・Jターン就職の支援に積極的に取り組んでいるが、同協定の締結により、東日本大震災からの復興や防災にかかわる人材育成のほか、学生の多様性に応じた就職支援など、さらなる充実を図る。
主な連携・協力事項は以下の通り。
- 宮城県が実施する就職支援サービスやイベントなどの事業周知
- 学内での就職相談会などの開催
- 宮城県内企業の情報、生活情報などの周知
- 学生の就職にかかわる情報交換および実績把握
- 宮城県内企業へのインターンシップ参加支援
- 留学生、障がい者、LGBTQなど学生の多様性に対応した就職支援
- 東日本大震災からの復興や、防災にかかわる人材育成
- その他、学生のU・I・Jターン就職促進
協定締結の背景には、被災地での研究を通じた復興支援や、学生団体によるボランティア活動を通した同県との強固な関係がある。そこで協定調印式に併せて、同学の安部誠治名誉教授による防災に関する講演会も実施される。
同学の地方自治体との就職支援協定は、今回で21件目となる。
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