半数超の中退者が留年を経験──留年理由は「授業についていけなかったから」が最多に【ジェイック調査】

　ジェイックは、同社の運営する中退者専門の就職支援サービス「ジェイック 中退就職カレッジ」が、同サービスの受講生を対象に実施した、中退に関するアンケート調査の結果を7月31日に発表した。同調査は、2022年4月1日～2023年3月31日の期間に行われ、331名から回答を得ている。

　調査対象者に、留年をしたことがあるかを尋ねたところ、「留年したことがある。もしくは留年が確定した」という回答が55.9％を占めた。

　「留年したことがある。もしくは留年が確定した」と答えた人に、留年の理由を尋ねた質問では、「授業についていけなかったから」（35.6％）がもっとも多く、「授業内容に興味が持てなかったから」（34.4％）がそれに続いている。

　文系・理系別でみると、文系では「授業内容に興味が持てなかったから」（36.7％）が最多となり、「サークルや部活、バイトなどに熱中したから」（27.8％）がそれに続いた。一方、理系では「授業についていけなかったから」（49.4％）、「授業内容に興味が持てなかったから」（31.3％）が上位を占めている。

　中退理由としては、「留年したから」（32.4％）がもっとも多く、「授業内容に興味が持てなかったから」（24.6％）、「経済的事情・家庭問題」（15.7％）がそれに続いた。

　文系・理系別でみると、文系・理系ともに「留年したから」が最多となり、「授業内容に興味が持てなかったから」がそれに続いている。文系の3位は「経済的事情・家庭問題」、理系の3位は「授業についていけなかったから」だった。