ペンマークは、同社の運営する高校生向け学習管理SNS「Penmark」を利用している現役高校生を対象に実施した、「高校生活実態調査」の結果を7月14日に発表した。同調査は、2月20日~28日の期間に行われ、13万8618名(高校1年生:6万353名、高校2年生:4万96名、高校3年生:3万6169名)から有効回答を得ている。
調査対象者に、大学受験に関する情報の収集方法を尋ねたところ(複数回答)、「オンライン学習プラットフォーム」(50.7%)がもっとも多く、「各大学の公式サイト」(35.7%)、「学校の先生」(26.5%)がそれに続いた。一方で「塾の先生」と「その他予備校運営のサイト」を合わせた割合は12.1%に留まっている。
調査対象者のうち、進学を希望する人に塾の利用状況を尋ねた質問では、「塾に通っていない・通う予定もない」(58.1%)が最多となり、「塾に通っていない・通いたい」(24.8%)、「塾に通っている」(17.1%)がそれに続いた。
学年別でみると、高校1年生と2年生では「塾に通っていないが通いたい」という人が一定割合で存在するものの、高校3年生では9.3%に留まり、「通っていない・通う予定もない」も72.0%ともっとも高い。このことから、高校3年生になると受験に向けての学習スタイルが固まり、自己学習など他の方法を選択している人が多いと予想される。一方、「塾に通っている」という回答は、高校1年生が15.5%、2年生が17.6%、3年生が18.8%と学年が上がるにつれてわずかに増加するものの、全体的には一定の割合を維持しており、一部の生徒が塾を継続的に利用している状況が明らかになっている。
現在通っている学習塾を尋ねたところ、「河合塾」(36.0%)が最多となり、「東進衛星予備校」(22.1%)、「東進ハイスクール」(20.6%)がそれに続いた。
学年別では、「河合塾」が学年を問わず約36%の利用率を維持している。同じく、「東進衛星予備校」と「東進ハイスクール」を合わせた割合は約40%に達しており、学年別でも安定した利用率となった。
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