リクルートは、千葉県船橋市のひとり親家庭の高校生に対する学習支援・キャリア支援事業「Bridge」において、同市から業務委託を受け、同社の提供するオンライン学習サービス「スタディサプリ」を活用した学習支援を継続することを、7月11日に発表した。
「Bridge」は、船橋市によるひとり親家庭の高校生を対象にしたキャリア支援事業の一環となるプロジェクト。同社の「スタディサプリ」を活用し、キャリアの下支えとなる基礎学力の定着を目的とした学習支援と、キャリア支援、生活支援のサポートを実施している。
「スタディサプリ」を使った学習支援の方法には、学習支援とキャリアイベントをセットで提供する「学習支援教室型」と、「スタディサプリ」のアカウントを提供する「オンライン学習型」の2種類がある。
具体的には、「スタディサプリ」と貸し出し用のタブレット端末を用意し、対象となる高校生は苦手克服から先取り学習まで、自身に合った学習を受講できる。年に3回の「習熟度テスト」とアンケート調査の実施によって見守り支援を強化するとともに、学習教室も開設して常駐するスタッフ(おもに大学生)による対面での指導も実施する。学習への意欲やモチベーション向上につながる声かけ、自身で学ぶ力を養うための学習計画のサポートを通じて、さらなる学習習慣の定着を目指す。
そのほか「セミナー型キャリア支援事業」として、学習や進学への意欲向上につながるセミナーを実施する。ロールモデルの獲得につながり得る社会人との交流会、現役大学生との交流会といった、5テーマにわたってセミナーを開催し、対象となる高校生が将来の夢ややりたいことを考えるきっかけづくりをサポートする。なお、各種テーマで計10回程度のセミナー型キャリア支援の実施を予定している。2023年度初となるキャリアイベントは、7月12日に西船橋出張所にて開催した。
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