東京通信大学は、サイボウズが提供するクラウドベースのプラットフォーム「kintone」を教材に使用した講義の配信を開始することを、7月3日に発表した。「kintone」を教材として用いたカリキュラムは、通信制大学として初となる。
「kintone」は2万9000社以上(2023年5月末)が利用しているサイボウズのクラウド型業務改善プラットフォーム。ノーコードで簡単に素早く業務アプリを作成できるため、日々変化する業務にあわせて、現場主導で継続的に業務改善できる。
東京通信大学は、同社の協力を得て情報マネジメント学部で2023年度2学期から開講する「情報システム開発特論」のオンライン講義で、「kintone」のエンジニアによる授業を実施する。学生は、通常授業の中で実際にエンジニアから現場の知見を学べる。
同科目では、ウォーターフォール型の開発プロセスとの違いをふまえたアジャイル開発や、アジャイル開発と親和性の高いスクラムという開発手法を学ぶ。また、ソフトウェアを顧客に提供するアプローチの1つとしてノーコード・ローコード開発も取り上げ、その中で「kintone」を用いたソフトウェア開発を学ぶ。
同講義はオンライン配信による授業のため、期間中は何度でも繰り返し観ることができ、在学生はもちろん、これから出願をする人の履修も可能となる。
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