ジョイスは、同社が提供するAI英語学習クラウド「TerraTalk」を、教員向け英語力強化研修の一環で千葉県教育委員会に導入したことを、6月28日に発表した。研修を受講する120名の教員は、約4ヵ月間で英検準1級の取得を目指す。
「TerraTalk」は、AI技術を活用した教育機関向け英語学習クラウドサービス。独自開発の発音・発話解析エンジンを軸に、スピーキングを中心とした4技能別のエクササイズを提供する。音声ベースのチャットボットによる会話練習を中心に、学習者一人ひとりがフィードバックを受けながら学習できる。
オプション教材を利用することで、外部の検定試験における面接、試験対策も実施可能。面接室に入室してから退出するまでの一連の流れを体験するため、試験の直前対策を一人で何度でも行える。
現在では、官民問わずさまざまな教育機関で導入が進み、2023年3月までに、累計ユーザー数は80万人、活用中の自治体数は128に到達した。
千葉県では、教員の英検取得率に関して、令和4年度の英語教育実施状況調査結果では、中学校が41.8%、高等学校が63.9%という結果だった。これを受けて、取得率向上を図るために、教員が場所を選ばず、学習時間を確保しやすい環境を整えることを目指し、教員向け英語力強化研修「4技能向上English Workshop」の一環として「TerraTalk」の導入に至った。
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