25年卒学生、7割超が企業のSDGsへの取り組みを知ることで「志望度が上がる」と回答【学情調査】

　学情は、2025年3月卒業（修了）予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「SDGs」に関するアンケート調査の結果を6月8日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2025」来訪者に対して、5月15日～30日の期間に行われ、551名から有効回答を得ている。

　調査対象者に、「SDGs（Sustainable Development Goals）」について知っているかを尋ねたところ、「言葉も意味も知っている」（84.0％）と「言葉は知っている」（14.5％）を合わせた割合が98.5％を占めた。

　企業のSDGsに関する取り組みを、仕事選びにおいて意識するかを尋ねた質問では、「意識する」と「どちらかと言えば意識する」を合わせた割合が51.7％に達している。学生からは、「仕事を通して社会課題の解決に貢献したい」「社会課題の解決に貢献する企業でないと、今後社会と良好な関係を築けないと思う」といった意見が寄せられた。

　就職活動において、企業がSDGsに取り組んでいることを知ると志望度が上がるかを尋ねたところ、「志望度が上がる」（29.4％）と「どちらかと言えば志望度が上がる」（40.8％）を合わせた割合が7割超に達している。学生からは、「SDGsの達成に貢献する企業のほうが業績も伸ばしていると思う」「自社の利益だけでなく、社会に関心を持つ企業は好感が持てる」「SDGsの達成や、社会課題の解決に貢献しようとしている企業で働きたい」といった意見が寄せられた。