日本数学検定協会は、算数・数学教員のための情報サイト「SAME(セイム)」において、文部科学省や中央教育審議会をはじめ、教育界のさまざまなキーパーソンに「教育改革と算数・数学」についてインタビューする新連載企画「キーパーソンに聞く教育改革」を、6月8日にスタートした。
「SAME」は、Society(社会)・Arithmetic(算数)・Mathematics(数学)・Education(教育)の4つを融合させた、算数・数学教員のための情報サイト。「SAME」では、同協会における研究の基盤を担い、数学の生涯学習の進展に寄与することを目的として、2016年2月に同協会内に設置された研究機関「学習数学研究所」が中心となりさまざまな情報を発信している。
「世界は数学という1つの真理でつながっている」という考えのもと、これまで同協会が30年にわたって培ってきた数学に関する検定事業の実績と知見をわかりやすく伝えることで、教育者、教育の場や社会全体に向けて「同じ」ように算数・数学の魅力を伝えていくことを目指している。
昨今、文部科学省では「令和の日本型学校教育」「ICTを活用した教育」「GIGAスクール構想」「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」などさまざまな教育改革の施策が推進されている。それぞれの施策は独立したものではなく、さまざまな関連性を持って進められている。
「SAME」では、これまでの算数・数学および算数・数学教育に関する有識者へのインタビューや教育現場からの話を中心とした記事に加え、急速に進む文部科学省のさまざまな教育改革の施策の全体像や関連性についても広く教育関係者に向けて伝えていくことが重要だと考え、同連載企画をスタートさせた。
同連載企画では、文部科学省幹部や中央教育審議会委員、教育長など、教育界のさまざまなキーパーソンに、今後の教育改革の行方と算数・数学教育への期待をインタビュー形式で尋ねていく。初回は「複雑な教育課題に文科省はどう臨むか」と題して、現・文部科学審議官の伯井美徳氏にインタビューを行った。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア