教育と探求社は、地域の可能性を発見しイノベーションを生み出すプロジェクト「engine(エンジン)」を開発し、よこすかラボと協力して「よこすかengine」を運営することを、6月1日に発表した。パイロット版として、三浦学苑高等学校の普通科総合コース1年生約270名と横須賀市の企業5社の協働で始動する。
「よこすかengine」は、探究学習プログラムを開発・提供する同社の地域探究プログラム「engine」を活用し、横須賀市内の中高生と企業が地域の持つ可能性の発見を通して、未来を創造するプロジェクト。
同市では2013年転出超過数が全国1位になったことを皮切りに、人口流出問題が年々深刻さを増している。こうした中、生まれ育った地域と主体的に出会い直し、横須賀ならではの歴史の継承と学び続ける人材の育成、そして世代を越えたコミュニティづくりのさらなる強化が求められている。
「よこすかengine」では、同市ならではの地域特性を踏まえた探究活動に、中高生と企業が協働で取り組む。生徒は「地域イノベーター」として企業のリソース(事業の特色や強み)と、地域のリソース(魅力や可能性)をかけ合わせ、同市をより良くする「イノベーションプラン」を考え、企業に提案する。企業は約半年間の取り組みの中で複数回学校を訪問する。授業にて、対話をベースに生徒の自由で大胆な発想から気づきを得ながら、ファシリテーションを通じ、自分事として生徒のプラン作りに伴走する。
プロジェクト参加企業は以下の通り。
初年度となる2023年度は、三浦学苑高等学校でパイロット版として6月よりプロジェクトをスタートする。今後、横須賀市内の私立中学高校に加え公立中学高校まで拡大し、次世代育成とともに地域のサスティナブルなコミュニティの構築を目指す。
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