学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した「インターンシップ/オープン・カンパニー」に関するアンケート調査の結果を5月29日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2025」来訪者に対して、4月24日~5月11日の期間に行われ、826名から有効回答を得ている。
調査対象者に、企業セミナーやグループワークといった、就業体験をともなわないオープン・カンパニーに参加したいかを尋ねたところ、「参加したい」とする回答が67.7%を占めた。学生からは、「業界研究や仕事研究のために参加したい」「まずはセミナーやワークを通じて、業界や企業のことを知りたい」「オープン・カンパニーに参加して、興味を持った企業の就業体験に参加したい」といった意見が寄せられている。
オープン・カンパニーの参加形式は、「オンライン」と「リアル」どちらで参加したいかを尋ねた質問では、「リアル」(38.0%)と「どちらかと言えばリアル」(29.8%)を合わせた割合が、7割近くに達した。学生からは、「リアルのほうが質問しやすい」「オンラインでのグループワークは発言のタイミングをつかみにくい」「リアルのほうが人事担当者の印象にも残ると思う」「立地や社内の雰囲気など、実際に足を運んでみるからこそ得られる情報を得たい」といった意見が寄せられている。
就業体験があるインターンシップに参加したいかを尋ねたところ、「参加したい」とする回答は78.1%を占めた。就業体験があるインターンシップに「参加したい」とする学生が、オープン・カンパニーに「参加したい」とする学生を上回り、セミナーやワーク形式のプログラムよりも就業体験が可能なプログラムの方が、学生から支持されている。学生からは、「インターンシップを通じて、具体的にどのような仕事をするかイメージを持ちたい」「実際に体験してみることで、仕事への適性もわかると思う」「企業の雰囲気を知りたい」「仕事体験を通して、選考に参加する企業を決めたい」「せっかく参加するので、体験を通じてより多くのことを学びたい」といった意見が寄せられている。
就業体験があるインターンシップの参加形式について、「リアル」と「オンライン」どちらに参加したいかを尋ねた質問では、「リアル」(34.7%)と「どちらかと言えばリアル」(27.0%)を合わせた割合が6割超を占めた。学生からは、「リアルのほうが、企業の雰囲気を体感することができると思う」「実際に経験することで、その仕事に向いているか、向いていないかわかると思う」といった意見が寄せられている。
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