東京ガスは、同社の都市生活研究所が企画・監修する学校教育指導者向けの教材『新版 省エネ行動スタートBOOK』を発行した。データを最新値としたほか、2050年カーボンニュートラルに関する学習項目を盛り込むなど、脱炭素化の潮流を踏まえた内容に更新している。
同教材はエネルギー・環境問題の重要性を認識し、主体的に行動する資質・能力を育成することを目的に、同研究所と横浜国立大学の松葉口玲子教授が共同で開発した。
省エネに関する17のテーマを紹介し、授業の展開事例、指導に必要な解説やデータ集、コピーしてそのまま使用できる児童生徒用ワークシートを掲載している。「家庭科」の授業のほか「社会」「理科」「総合的な学習の時間」などでも活用できる。
また、指導方法に戸惑っている教員の声を踏まえて「平成29年・30年改訂 学習指導要領」に対応した、環境・省エネ教育の指導案も付属している。
省エネ行動に特化した教材として、主な対象として想定していた小学生だけでなく、中学生・高校生の授業でも活用されている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア