栄光が運営する進学塾「栄光ゼミナール」は、今春に私立・国立中学校を受験した受験生とその保護者を対象に実施した、「受験生アンケート」の結果を4月20日に発表した。同調査は、1月11日~2月25日の期間に行われ、受験生:251名、保護者:290名から回答を得ている。
調査対象者のうち、保護者に最初に中学受験をしようと考えた人を尋ねたところ、「母」(52.8%)がもっとも多く、「子ども本人」(23.4%)、「父」(20.7%)がそれに続いた。
保護者に、受験についての選択はおもに誰が決めたかを尋ねた質問では、「子ども本人」(48.3%)が最多となっている。
受験生に、志望校を決めた時期を尋ねたところ、「小5」(35.1%)がもっとも多く、「小6の夏休みに入る前」(27.9%)、「小6の夏休み以降」(26.7%)がそれに続いた。
保護者に、学校や受験情報をどのように収集していたかを尋ねた質問(複数回答)では、「学校のイベント」「学校ホームページ」が7割超で上位を占めている。
受験生と保護者それぞれに、志望校・受験校を選ぶ上で、学習面において重視したポイントを尋ねたところ(複数回答)、受験生・保護者ともに「学校の教育方針・校風」を挙げる回答が最多となり、受験生では78.9%、保護者では82.8%を占めた。受験生は「学習に集中できる環境(施設・設備)」、保護者は「大学進学への実績」「指導内容やカリキュラム」をより重視する傾向がみられる。
受験生と保護者それぞれに、志望校・受験校を選ぶ上で、学習面のほかに重視したポイントを尋ねた質問(複数回答)では、受験生は「クラブ活動が充実」(48.2%)、保護者は「通学が便利」(58.3%)がもっとも多かった。受験生・保護者ともに「在校生の雰囲気」を重視する傾向がみられたほか、受験生では「制服」「文化祭などの学校行事が盛ん」を挙げる回答も多い。
受験生と保護者それぞれに、「受験」とはどのようなものだったかを尋ねたところ(複数回答)、受験生では「学力の向上に役立った」(57.4%)、保護者では「(子どもの)精神的成長に役立った」(77.6%)が最多となった。
受験生に、受験を乗り越える上で精神的な支えとなった人を尋ねた質問(複数回答)では、「母」(78.5%)がもっとも多く、「塾の先生」(68.1%)がそれに続いている。また、「塾の友だち」も半数超に達した。
保護者に、習い事やクラブを続けた時期を尋ねたところ、「辞めずに続けた」が25.2%を占めている。習い事やクラブを辞めた家庭では、小5・小6まで続けたという回答が多い。
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