栄光が運営する進学塾「栄光ゼミナール」は、この春に国立・公立・私立高校を受験した受験生とその保護者を対象に実施した、「受験生アンケート」の結果を4月20日に発表した。同調査は、1月11日～3月17日の期間に行われ、受験生211名、保護者124名から回答を得ている。
調査対象者のうちの保護者に対し、志望校や併願校など、受験についての選択を、おもに誰が決めたかを尋ねたところ、「子ども本人」という回答が最多となった。
受験生に、志望校を決定した時期を尋ねた質問では、「中3の夏休み以降」（57.8％）が最多となっている。
保護者に、学校や受験情報をどのように収集していたかを尋ねたところ（複数回答）、「学校ホームページ」（71.0％）がもっとも多く、「塾の先生」や「学校のイベント」を挙げる回答も多かった。
受験生と保護者それぞれに、志望校・受験校を選ぶ上で学習面について重視したポイントを尋ねた質問（複数回答）では、受験生・保護者ともに「学校の教育方針・校風」が最多となり、受験生では69.7％、保護者では67.7％を占めている。受験生・保護者どちらも「成績・学力に相応」「大学への進学実績」がそれに続いた。
受験生と保護者それぞれに、志望校・受験校を選ぶ上で学習面以外について重視したポイントを尋ねたところ（複数回答）、「在校生の雰囲気」が受験生では43.1％、保護者では55.6％となっている。受験生と保護者の回答を比較すると、受験生は保護者よりも「文化祭などの学校行事が盛ん」であることを重視する回答が多く、保護者は「通学が便利」を挙げる回答が受験生よりも多かった。
受験生と保護者それぞれに、受験とはどのようなものだったかを尋ねた質問（複数回答）では、受験生は「学力の向上に役立った」（66.8％）が最多となり、保護者は「（子どもの）精神的成長に役立った」（80.6％）がもっとも多く、「（子どもの）学力の向上に役立った」（77.4％）を上回っている。
受験生に、受験を乗り越える上で精神的な支えとなった人を尋ねたところ（複数回答）、「塾の先生」（73.0％）が最多となり、「母」（67.3％）、「学校の友だち」（65.4％）がそれに続いた。
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