しくみデザインは、経済産業省が進める「探究的な学び支援補助金2023」を利用して、教育向けプログラミングアプリ「Springin’ Classroom(スプリンギン クラスルーム)」を導入・実証する自治体・学校の募集を開始する。募集期間は5月下旬〜7月下旬(予定)で、採択された場合、2024年3月下旬まで無償で利用できる。
「Springin’ Classroom」は使いやすい描画ツールや音声エディターと、文字を使わない直感的なプログラミング機能を備えている。そのため、さまざまな授業でICT端末を活用し、絵の描写や写真撮影、録音編集、動きを付けるなどの創造・表現が可能となる。指先のタップだけですべての操作が行えるので、ICT端末の操作に不慣れな低学年からでも使い始めることができる。また、クラウド機能を利用して制作物をオンラインで提出したり、児童生徒間で共有・共創したりもできる。さらに、指導者向けに用意された専用ダッシュボードでは、端末の管理やマニュアル・教材の入手もでき、サポートなども充実しているため、プログラミング未経験者でも安心して利用することができる。
従来のまとめ学習や観察記録、理科実験、図画工作などさまざまな学習を、プログラミングを使ったデジタル作品として自由自在に表現することで、教科や学年を越えた学びを実現できる。
今回の募集対象は、自治体教育委員会・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校・フリースクールで、採択された場合「Springin’ Classroom」(1校あたりの利用料:最大79万2000円/年間)を無償で利用できる。申し込みには Springin’ Classroom事務局への問い合わせが必要で、オンラインでの個別説明の後、導入計画などについて協議が行われる。
また、「探究的な学び支援補助金」の概要説明と「これからの時代に求められる教育」をテーマにしたオンラインイベント「プログラミングで未来をクリエイトする探究学習〜いつもの授業+スプリンギンクラスルーム〜」が5月18日に開催される。同イベントでは「Springin’ Classroom」の導入実証を行いたい学校や自治体を対象に、補助金の概要や同サービスについての説明のほか、応募に関してのスケジュールについて説明される。
日時は5月18日の19時30分〜21時で、Zoomにて開催される。参加には応募フォームでの事前申し込みが必要。
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